2010年11月12日金曜日

大切なもの




先日、属する流派の展覧会がありました。
私は出展しませんでしたが、先生が出展するのでお手伝いに行きました。

秋の花々の中で、かすみ草とアリストロメリアだけのこの白い作品は
多くの作品のなかでひときわ洗練された美しさで際だっていました。
弟子だからいうのではなく、素晴らしい作品でした。
沢山のお褒めを頂き、某新聞社に取材され、掲載されていました!!





こちらは先生に入門したときのハサミです。
先月15年ぶりに、研ぎにだしました。
ほかのハサミは研ぎ代が1000円なのに、こちらだけ5000円!?
研ぎ屋さんが間違えたのではないかと確認しました。。。。

すると、このハサミだけは特別に作られた最高級品だとのこと。
このハサミはもう作り手が減りなかなか手に入れられず、
当時でも何万円もしたはずだけど、今では十万円ちかくするとのこと。
「まったく、知りませんでした。。。。大事にします」と、電話をきりました。

先生は入門した私にどれだけの期待をかけていたのでしょうか、
私は先生のその思いに、どれだけこたえることができているでしょうか。
15年の生け花生活を振り返り身が引き締まる思いでした。

他のハサミとは確かに違う切れ味と使いやすはありました。
でも、ほかのハサミや100均のハサミと同じように何気なく使っていました。


先生本当にありがとうございます。大切にします。


2 件のコメント:

chiri* さんのコメント...

本当に素敵な作品でした。
私も、全ての作品の中で、一番好きでした♪

道具があるから、お花もできるんですもんね。
私も、もっと大切にしてあげなくちゃ…と、反省しちゃいました。。。

mugibatake さんのコメント...

chiriちゃん
ありがとう。母も喜ぶと思います^^
写真ではわかりずらいけれど、透明感があって秋なのに素敵だったね☆